もっと遠くを見よう。そうすればあきらめる必要なんてなかったんだ。
2015.9.5
昨日、ちひろ美術館に行ってきました。
『フォーラム・子どもたちの未来のために』の企画
「憲法と平和を考える集まり」に参加するため。
柳田邦男さん、
伊勢英子さん、
浜田桂子さん
きたやまようこさん
細谷亮太さんなど
たくさんの方の話を伺うことが出来た。

写真は、集まりによせてイラストレーターが描いて来た絵です。
残念ながら、僕は参加するのが精一杯で、描くことができませんでした。
不徳のいたすところです。
残念ながら、僕は参加するのが精一杯で、描くことができませんでした。
不徳のいたすところです。
それで、昨日のみなさんのスピーチといい、
昨日家を出る前に見たYouTubeでのシールズのスピーチといい、
こんなにあきらめず行動している人がいるんだと、気持ちが少し上むきになっていた。
そんな今日、
たまたま嫁さんが録画していたテレビで、
京大で霊長類を研究している山極寿一氏がこういっていたのを聞いた、
「ゴリラもチンパンジーも、人間以外の霊長類はみんな、
何度かチャレンジして失敗したらすぐにあきらめる。
ところが人間だけはあきらめずに
ところが人間だけはあきらめずに
何度も何度もチャレンジしてなかなかあきらめない」
のだそうだ。
その後、庭仕事をやりながら、その言葉がひっかかって思いをめぐらせていたら
ふっと、モヤモヤしていた気持ちがすっと晴れたような気がした。
ふっと、モヤモヤしていた気持ちがすっと晴れたような気がした。
もちろん、夏の間忙しくしてほっておいた庭が
凶暴なジャングルとなって明らかに近所迷惑になっているのを
やっと、まともな庭に戻せたという達成感もある…が
そうではなく、
原発事故以降、日本の現実を知れば知る程、絶望的な気持ちになっていった気持ちのモヤモヤだ。
きわめつけは昨年、
やっと、まともな庭に戻せたという達成感もある…が
そうではなく、
原発事故以降、日本の現実を知れば知る程、絶望的な気持ちになっていった気持ちのモヤモヤだ。
きわめつけは昨年、
矢部宏治さんの『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』という本を読んだせいだ。
この本は、現代日本の現状を実に分かりやすい文で解説している。
さらに米国公文書を調べて、裏をちゃんと取っているという点で
疑いようのない事実を胸元につきつけてくる。
事実を知れば知る程、それは重く、卑劣で、無力感にさいなまれる。
この本を読よんだ後は、ながい絶望感に支配されることうけあいだ。
この本は、現代日本の現状を実に分かりやすい文で解説している。
さらに米国公文書を調べて、裏をちゃんと取っているという点で
疑いようのない事実を胸元につきつけてくる。
事実を知れば知る程、それは重く、卑劣で、無力感にさいなまれる。
この本を読よんだ後は、ながい絶望感に支配されることうけあいだ。
(でも!日本人はみんなこれを読んで現実を知っておいた方がいいと強く思う)
というわけで、この果てしなく続くような世界のトンネルのことを考えてモヤモヤしていたのだ。
それが、やっと晴れた。
これは長い長い平和へのプロローグだと思えばいいではないか。
自分や息子が生きている時間幅で考えるからいけないのだった。
もっと先、100年、200年、1000年かかるかもしれないが
いつか到達する平和な世界がくると信じよう。
そのために、火を絶やさずに守り
そのために、ちいさな苗を育てればいい。
それが、やっと晴れた。
これは長い長い平和へのプロローグだと思えばいいではないか。
自分や息子が生きている時間幅で考えるからいけないのだった。
もっと先、100年、200年、1000年かかるかもしれないが
いつか到達する平和な世界がくると信じよう。
そのために、火を絶やさずに守り
そのために、ちいさな苗を育てればいい。
考えて見れば、明治維新の後も結局本当の民主主義はなかったし
戦後はアメリカの従属国だ。
まだ一度も民主主義と平和を実現したことはないのだ。
とすれば、二千年近く奮闘しつつも日本人はまだまだ成長途中なのではないか。
戦後はアメリカの従属国だ。
まだ一度も民主主義と平和を実現したことはないのだ。
とすれば、二千年近く奮闘しつつも日本人はまだまだ成長途中なのではないか。
なにもニヒルになることは無いのだ。
遠くを見よう、果てしない先を見よう。
そして出来ることをやっていこう。
と、ナニワイバラの鋭いトゲと戦いながら
なんか、久しぶりの東京の晴れ間のように、少し心も晴れて来たのだった。
遠くを見よう、果てしない先を見よう。
そして出来ることをやっていこう。
と、ナニワイバラの鋭いトゲと戦いながら
なんか、久しぶりの東京の晴れ間のように、少し心も晴れて来たのだった。
シールズのあきらめない気持ちに後押しされて
人間の特徴である「あきらめない」気持ちをしっかり持って生きて行こう。
人間の特徴である「あきらめない」気持ちをしっかり持って生きて行こう。