衝撃のメガネ作り
2014.9.13
国立市の「前川眼鏡院」というお店で、
メガネを二つ作った。
12歳からメガネをつくってるけど、
今回ほど満足のいった出来のメガネはない。
普段用の「遠近両用メガネ」と、仕事で使う「中近両用メガネ」
近視の上に老眼になって、仕事で絵を描きにくくてしょうがなかったけど
これで、だいぶ楽になった。
だが、この満足感はそれだけではない。
この前川さんとういう人が、本当のメガネマイスターだったからだ。
その技術は驚きだ。いや、衝撃といったほうがいい。
まず、視力をじっくり測って、見え方をしっかり聞いてくれる。
とにかく納得いくまでレンズを選んでくれる。
そもそも、視力検査自体は今は機械を使えば一発で正確に出るそうだ。
だが、そのまま作れば見えすぎたり、歪んだりで使い物にならないそうだ。
(あるある。その失敗はなんどもある)
で、その数字からその人の感覚にあわせて緩めて行って、どの強さに合わせるのかが、
腕の見せ所なんだそうだ。
しかも、遠近両用なので、レンズの位置の配分も個人の生活や仕事を良く訊いて
それに合わせて配分してくれる。
もちろん、出来はすばらしい。僕にとってベスト。
次にフレームの調整。これが衝撃的だった!
自在にフレームを曲げたり、ヤスリで削ったりして、
僕の頭、鼻、耳の形にピタリ!と合わせてくれるのだ。
微妙な曲げを少しずつ少しずつ。かけると、どの部分も違和感なくそれでいてずれない!
僕の場合の特徴は、耳が下めについているとうことだ。
それで、眼鏡が少し上向きになって、頬とレンズの間が開いてしまう。
すると、レンズと目の角度があわない上に、目とレンズが離れる。
そういったことで、視力検査したときの見え方とフレームに入れて完成したときの見え方が違って、
「なんか、しっくりこない!」と思うことがずっと続いていたということだ。
フレーム調整だけで90分ほどかかるが、目の前でやってくれるので、その間、気さくな前川さんとの会話で楽しく過ごせる。
こういう技術をもったメガネ屋さんは、大変少なくなったそうで、僕もこういうお店は初めて。
ゴッドハンドでした。
グレーのメガネフレームは、別の店で買って持ち込んだものだけど、快くレンズをいれてくれます。