縄文のビーナスに会いに
2017.2.5 実際に行ったのは2016年12月
昨年の12月2日、諏訪で一泊。
諏訪といえば、諏訪大社の御柱。
実は、この御柱祭りこそ、縄文人の文化なんだそうだ。(NHKの番組から)
巨木を大勢で倒して大勢で運んで立てる。
この祭事は縄文時代全国で行われていたようで、
なんと縄文遺跡から見つかる巨大な柱の跡は御柱祭のものだったようだ。
知らなかったー。
思うに三内丸山遺跡の柱跡もこれだった可能性が高いのではないか。
ヤグラのような建物が復元されてるけれど、御柱が正解かもよ。
さらにね
出雲大社の巨大柱跡だってだよ、御柱かもしれないではないか。
そういえば伊勢神宮の本殿の中にも柱が立ってるそうだし、、、。
つまり大和政権誕生後も、縄文文化を継承した豪族がたくさんいたということだ。
さて、下の写真は諏訪湖の中にある初島。(宿の部屋から撮影)
人工島だが、社殿があり、なんとそこにも御柱が4本きっちり立てられている。
御柱への情熱と誇りを感じずにはいられない。
ここでは縄文時代の祭りが現代にまで受け継がれてるのだ。
よし、せっかくここまで来たのだ。
「ぜひ、尖石縄文考古館に行きたい!」
と、わがままを言ってみたら、なんと今井書店の方、快く連れてってくれた。
イエイ!
茅野へゴー。
来たぜー。
いきなり竪穴式住居登場。
この形状は今の学説ではちょっと違うようですが、学術史的な資料として残してるそうな。
そして…、キター。
念願の「生」縄文のビーナス。
くびれ、出尻、帽子のような髪型。
とにかく可愛くて神秘的なフォルムが素晴らしい。
縄文中期の最高傑作と言われるだけある。
そしてこっちが仮面のビーナス
↓
三角の顔は仮面。
上のビーナスとは全く違う雰囲気。
胸が扁平、お尻もペタンコ。
ただ、体中の模様(刺青)が迫力だ。
縄文時代はみんな顔にも体にも刺青してたんだろう。
「もののけ姫」のサンも顔に刺青。縄文系の生き残り?
ただ弥生時代の倭人も顔に刺青してたから、倭人は縄文人の文化が色濃く残っていたのかな。
アシタカは蝦夷だけど刺青はない。
縄文土器もたくさんあったのだが、今回は土偶特集。
下は、手のひらサイズのミニ土偶
↓ミニ土偶の破片?縄文の顔、いろいろ。
土器にも顔↓
この子はイノシシ
↓
さて、土偶の多くには頭部に直径数ミリの小さな穴があるだけど
これがなんのためなのか謎なんだそうで、
最近の説だと、鳥の羽根を刺していたのではないかという。
へ〜っ面白い。そして可愛い。
そういえば「もののけ姫」のサンも羽飾りをしていたなぁ!
とういうことで、シュミレーションしてみました。
なかなかいい。かわいい。
もうこうやって展示してほしいぐらい。
さて、考古館を出ると
目の前に不思議な菱形模様の木が!
まるで縄文模様みたいだ。
なんだかキラキラ模様みたいでもある
ウリハダカエデというらしい。
その先には、竪穴式住居の復元。
中に入ってみる。
中は土間、でも実際はどんなインテリアで彩られていたんだろうか。
さて、こちらは土偶ガチャガチャでゲットした仮面のビーナス
二回やって、
まずは国宝「仮面のビーナス」ゲット。2回目は函館の国宝「中空土偶」ゲット。
そしてもう一個は今井書店の方が、以前三回も当ててしまったとう
八戸の国宝「合掌土偶」を4度目当ててしまって(笑)
「どうぞ」とゆずってくださった。
そういうわけで、3体がうちにやって来た。
本物の土偶、土器がたっくさん見られる上に
ガチャガチャもできて、竪穴式住居にも入れるという茅野市尖石縄文考古館
もう一度行きたい。