1987年のダンボール その2
2018.11.17
さて、1987年の段ボール発見によって
発掘された雑誌の第二弾である。
写真雑誌と美術雑誌をドバーッとすてて
ちょっと気になって保留にしたのがこれ
「イラストレーション」のこの3冊
中でも左の「過激なパリ」の特集は
当時の僕に多大なる影響を与えたので
ちょっと捨てるわけにいかんかったのだ。
特にこの二人、
キキ・ピカソとルル・ピカソである。(Kiki Picasso)(Loulou Picasso)
↑キキの色彩とクールでありながら躍動感が図抜けた線画に
当時の僕は、圧倒されてしまった。
↑ルル・ピカソは、赤緑色盲で、そのためにあえてモノクロの絵がほとんど。
でもその中に、赤緑色盲でもはっきり見える黄色とブルーの世界を描いたものがあり
同じ赤緑色盲の僕には、その色の使い方が、ものすごく綺麗に見えて、鮮烈だった。
大学時代はほぼ彼に心酔していた。
当時、彼らは「バズーカ」(Bazooka)というグループで活動していてどの作家も
カッコよかった。
何と言っても、彼らの描くものはまさにパンク!だったのだ。
さて、嗜好は変わりますが
こんな写真集も出て来ました。
これは当時の篠山紀信の集大成的な分厚い写真集。
あの頃は篠山紀信の写真って新鮮だったよね。
時代を感じるなー。