1987年のダンボール その3

2018.11.17

 

 

 

高校から大学にかけて読んだ本で

どうしても大切なものは東京に持って来た

 

そ以外の本は東京に出るときに

ほとんど処分したけれど

やはりすてずに大阪に置いて来た本。

その中でも

ちょっと気になって、もう一回読んでみようかなと

思うものを今回残して 持って帰った。

 

 

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どれも懐かしい。

「絵のない絵本」は何度も読んだ。

「かもめのジョナサン」は小学校の頃流行っていて

流行り過ぎて色々と揶揄されていたので手を出さなかった

20歳で初めて読んですごく面白かった。
当時同じリチャード・バックの

「イリュージョン 退屈してる救世主の冒険」が出版されて
読んだらすごくよかったので「かもめのジョナサン」も読んでみたのだ。

 

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中上健次は暗くて鬱陶しいのだけれど

なぜか当時の僕にはしっくりと来たのだった。

灰谷健次郎の「太陽の子」は「うさぎの目」に感銘を受けて読んだ。

 

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当時の村上春樹ファンぶりがわかる。
そしてもちろん

このブログのタイトルは「1973年のピンボール」を模したのである。ははは

しかしなぜか、ここにその本がない。

東京に持ってったのだろう。
でも、「風の歌を聴け」の文庫はあるのはなぜだろうか?

 

確か「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を最後に

村上春樹作品を読んでないな。

 

あと、印象深いのは右から3冊目、

椎名誠の「さらば国分寺書店のオババ」だ。

この本の挿絵を担当している

いしいひさいちの大ファンの僕がこの本の新聞広告を見て

速攻で買いに行った。
当時、衝撃的に斬新な面白文体に圧倒され以後ファンになっていく。

そして、不思議と国分寺に僕は住んでいるのである。

 

そう、僕は決して純文学ばかり読んでいたわけではない。

今回、別格的に

「うわー!もっかい読みたいわー!」と思ったのが

これです。↓

それで、もう読みました。

めっちゃ面白かったー。

ほんとこれぞ娯楽小説の極み。

女性初のメジャーリーガーの話で痛快で

セクシーでかわいい18歳のアスリートのサクセスストーリー。

また読めてよかった。

 

southpow.jpg

 

 

さて、余談ですが

「さらば国分寺書店のオババ」の右に

著者名「はたこうしろう」と記されている

「せとぎわのチルドレン」という本がありますね。

これは、学生の時の課題で

本当の課題の作品は中にある少女のイラストなのだ(B2パネルに描いた)

その絵を使って、僕が勝手に空想した本の装丁をしたもの。

課題のおまけとして提出した。カバーだけだけど。

 

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絵がこわっ!
恥ずかしくなる代物だけど

(タイトル周り、まるで「段ボール中学生」か!)

この頃から、

僕は装丁もやってみたかったんやなぁと

感慨深いのである

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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