万博記念公園のソラード
2019.5.11
連休中、万博記念公園へ。
滞在中の嫁さんの実家が近いので歩いていけるのである。
義弟がやっているカレー店「まんねんカレー」が
ちょうど、公園でのカレーのイベントに参加してるので
まず、そこでお昼ご飯。
想像を超える混雑に、
「ううわ、めっちゃ並んでるあやん!」息子と少しひるむ。
まんねんカレーも人気があって行列が。
しょうがない並ぶかと、最後尾に立つとすぐそばに義弟が
「裏でやったらすぐ出せるで」と厨房裏のテントで食べる。
久しぶりのまんねんカレーはとっても美味しかった。
その後、太陽の塔へ行く。
去年12月、太陽の塔の内部公開に行って
その時、売店で息子に買ったTシャツ、
息子がとても気に入って
もっと欲しいというので、今回は売店だけ寄って
2枚を追加購入。
↑金のプリント
デザインがなかなかカッコいいのである。
学校に着ていくと美術の先生と木工の先生が
「あ、岡本太郎だ」ってすぐに気がついたそう。
Tシャツを買い
次に
久しぶりに公園の奥にあるソラードへ
ソラードとは、
木のてっぺんを樹冠というが、
その樹冠にしかいない生き物たちや、
樹冠でしか咲かない花を観察するために作られた陸橋のこと。
(ソラードの命名者は詩人の高階 杞一氏。うまいネーミングだ)
そしてソラードでは数百メートル陸橋が続いてるのである。
これがなかなか楽しい。
普段は見ることのできない視点で眺める森の景色。
鳥になったような。不思議な感覚。
例えば、ルリクワガタは樹冠にしかいない。
(この公園にはいないのだが)
取るためには、ものすごく長い竿の網が必要で、
自然にいる姿を見ることはまず出来ないのである。
そういうものを観察できるのだ。
↓これは、ソラードで見つけたオトシブミのゆりかご。小さいのでヒメクロオトシブミかな。
出来るなら、コナラやクヌギをこの陸橋のそばに植えた欲しかった!
ソラードの脇の木は常緑のカシ類と楓類がほとんど。
虫たちの種類が少ないのだ。
そりゃ、毛虫がいっぱいいる梢のそばを歩くは嫌だという人は多いだろう。
しかし、本来、樹冠観察とはそういうものではないのか!
終着点には高い塔があって
高いところから公園と北摂全体を見渡せる。
ガラス越しではなく、風を感じながら塔からみる風景はなんとも気持ちがいい。
こう見ると
万博記念公園は大きいい。
下に人が見えるのは、ソラードを歩く人。
ずっと向こうに横を向いた「太陽の塔」が見える。
もう少し寄ると、こんな感じ。
新緑の森にそびえ立つ「太陽の塔」
そうだ、もともと「太陽の塔」とは、
岡本太郎が縄文文化の美と精神に共感して出来た作品ではなかったか。
それが日本の森に包まれて立っている。
今ふと気がついた、
太陽の塔は、巨大縄文土偶なのだ。
縄文の魂の塊のような存在である「太陽の塔」が
現代人を見下ろし見つめているのだ。
未来の平和と幸福を祈って。