今年の夏 その2『五島前日、福岡』
2019.8.16 撮影日は7月
2019.8.16 撮影日は7月終盤
五島へは
夜、博多港からフェリーで一晩過ごし
早朝に着く。
そのためまず
東京から空路福岡へ飛ぶ。
昼頃着くと、半日ほどを福岡で過ごす。
さて、今年の昼食は薬院にあるラーメン店『玄瑛』へ
僕は何度も行ってお気に入りの店だが
息子と嫁さんは初めて。
タクシーで到着
「え? ここ?!」と嫁さん
「なにこれ!倉庫やん」と息子
この店は
「はい、ラーメン屋がありますよ!」などと大声は上げない。
それどころか、
「見つかりませんように」と願ってるような店構えなのである。
しかも、引き戸を開けると目の前が壁で
左へ行くように矢印があり、
さらに右手に回り込み狭い廊下を行った先に
やっと店内が見渡せる入り口に到達するのである。
初めて一人で行った時は、
まずここがラーメン屋であることに確信が持てるまでに数分を要した。
して
この奇怪なつくりの訳は
この店の正式名称が「麺劇場 玄瑛」ということでわかってくる。
写真のように、店内は小さな階段教室のようになっていて
客は自ずとラーメンを作る厨房をじっと見つめることになるのである。
なんとややこしい!
「ラーメン作ってるとこ見てどうすんねん」
「そないに大したことかいな!」
と、関西人ならツッコミたくなるのだが
食べると、うまいので、そんなことどうでもよくなってニコニコしてまうのである。
もちろん、
大阪の「まんねん」が日本一美味しいこラーメン屋であることは間違いないが
ここのあっさりした魚介風味のトンコツはなかなかのものである。
これは、息子が頼んだ替え玉。
ごらんの通り、博多の豚骨ラーメンの麺とは全く違い
冷麺の麺のようにシコシコしている。
さて、なんでこの店だったのかというと
薬院には必ず行く北欧家具の店や品揃えのいい雑貨店があるから
猛暑の中、嫁さんは元気に店を見て回り
息子と僕は雑貨店のカフェで
「フエ〜、暑かったー」と休憩。
最後は商標の可愛いアイスキャンディーを食べて
福岡の慌ただしく楽しい半日。