クリスチャン・ボルタンスキーの展覧会へ
2019.9.4
ボルタンスキーの展覧会を見に国立新美術館へ。
展覧会はまるで
壮大なお葬式に行ったような、
じっくり死を見つめる、そんな時間であった。
美しく、幻想的な作品は
静かに
追悼の気持ちを膨らませる。
死に対する
怒りや恐怖や悲しみを染み込ませた、
ハッとするほど美しい作品たちが
ゆっくりと
ゆっくりと
思いのほか儚い生の光を、際立たせる。
家族で六本木の街を歩きながら
鉄とコンクリートの風景でさえ
光り輝いて見えた。