ジブリ美術館、そして「コクリコ坂から」
2018.7.4
先日、ジブリ美術館に行って来た。
ずっと、行きたいと思っていたけど
予約を取るのが面倒だったのだ。
子どもと行くとなると土日だが、
それはもう、気合入れないと予約は難しくて、
ついつい行きそびれていた。
そこに
去年、ジブリ美術館の図書室の定期冊子に
短い文章を頼まれて書いたおかげで
「毛虫のボロ」の試写券を送っていただいた。
おかげで美術館全体も楽しめることになったのだ。
館内の写真は撮れないが、
内容はすっごく面白かった。
そのまま絵本になるんじゃいかって思うほど素敵なイメージボードや
背景画が無造作に押しピンで止められていたり、
アニメーションができていく過程がわかるような展示があったりと
堪能できる美術館だった。
もちろん短編映画「毛虫のボロ」は、
ミクロの世界を驚くべき表現で映し出していて圧倒された。
もう一度見たいと思ったけど、
見られるのは一回きり!
余談だが、
美術館に「図書室」があって、
ジブリ関係の本や宮崎氏の推薦図書が置いてあって買うことができる。
色々と物色していると、
おっ!
その中に、僕が挿絵を描いた岡田淳さんの「きかせたがりやの魔女」が面出ししててあった。
他にも岡田さんの本はいくつもあって、
岡田純さんが宮崎氏のお気に入りの作家であることがわかる。
さて、その図書室で買ったのは
これ、
「コクリコ坂から」のムック。
僕はこの映画が好きだ。
宮崎駿氏の映画はもちろん好きだけど、
この「コクリコ坂から」は
人の気持ちの動きが、本当に上手に、細やかに描かれている。
そして何と言ってもその描かれている時代が魅力的だ。
ちょうど、この映画の1963年は僕が生まれた年。
でも今では、街並みも学校も人も、ファンタジーの世界に見える。
ああ、こんなに質素でゆったりとして豊かな時代だったんだなと、
うっとりと見てしまう。
宮崎吾朗氏の力のすごさを見せつけられた。
ムックの中の吾朗氏のイメージボードもいいなぁ。
ブルーレイディスクも買ってしまった。
おまけ
美術館で飲んだ風の谷ビール